「自分で使用するために購入したものが不要になったからメルカリに出品した」このような場合、古物商許可は必要ありません。
メルカリで古物商許可が必要なのは、せどりや転売などビジネス目的で中古品を仕入れて(買い取って)販売する場合です。
例えば次のようなケースであれば古物商許可が必要となります。
メルカリで古物商許可が必要な4つのケース
メルカリで古物商許可が必要になるのは以下の4つのケースに該当する場合です。
1.中古品(古物)を仕入れて販売する
古物市場で仕入れたバッグを販売したり、リサイクルショップで買った古着を販売したりする場合、古物商許可が必要となります。
2.仕入れた中古品(古物)を修理して販売する
ゲーム機や家電などのジャンク品を仕入れ、修理して販売するような場合にも古物商許可が必要になります。
3.仕入れた中古品(古物)の部品を販売する
中古車や中古バイクを仕入れて分解し、マフラーやカーナビを販売するような場合にも古物商許可が必要です。
4.中古品(古物)を預かり、代わりに販売して手数料をもらう
友人が仕入れた商品を自分のフリマアプリで出品代行して手数料をもらうようなケースです。
メルカリで古物商許可が不要な4つのケース
以下の4つのケースであれば、古物商許可は必要ありません。
1.自分の不用品をメルカリで販売する
自分で使用するために購入した新品のゲームや洋服などをメルカリに出品して販売する分については古物商許可は不要です。
古物商許可は中古品の仕入れを対象にしていますが、自分のために購入したものであればビジネス目的ではないため古物商許可は不要です。
ただし、自分のために購入した場合であっても、あまりにも頻繁に取引をおこなっていればビジネス目的だと判断される可能性があるため注意が必要です。
2.クレーンゲームなどの景品
クレーンゲームやくじ引きなどの景品が不要でメルカリで販売するようなケースも古物商許可は不要です。
3.新品商品を仕入れて販売する
古物商許可の目的は、万引きや盗まれたものが市場に流れないようにし、盗品が市場に流れた際、早期に発見して被害を迅速に回復することです。
そのため、メーカー直販店や卸店、小売店など、盗品が紛れこむ余地のない新品商品の場合、古物商許可は必要ありません。
4.タダでもらった中古品(不用品)をメルカリで販売する
古物商許可の目的は、万引きや盗まれたものが市場に流れないようにすることであり、通常であれば盗品をタダで譲るようなケースは考えにくいです。
そのため、タダでもらった中古品については古物営業とはみなされず古物商許可を取得しなくてもよいとされています。
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