この記事で解決できるお悩み
- メルカリ販売にURLの届出は必要なの?
- どんな書類を提出すればいいの?
まず、結論として「メルカリShops」を利用して古物営業をおこなう場合、URLの届出が必要です。
一方、「通常メルカリ」の場合は都道府県によって対応がさまざまで、届出が必要な場合もあれば不要の場合もあります。
ポイント
- メルカリShops:URLの届出が必要
- 通常のメルカリ:都道府県によって必要だったり不要だったりする
ホームページを利用して古物営業をおこなう際、以下の場合にはURLの届出が必要となります。
- 自身でホームページを開設した場合
- オークションサイトへストアを出店した場合
通常のメルカリは都道府県によって判断が異なる
インターネットで調べると、通常のメルカリは「インターネットオークション扱いで届出は不要」との情報をみかけます。
たしかに間違いではありませんが、通常のメルカリに関しては都道府県によって見解が異なり、届出を求められることもあります。
なので、「通常のメルカリだから届出は必要ないよね」と自己判断するのはやめたほうがいいです。
通常のメルカリは管轄警察署に電話で確認しよう
通常のメルカリのURLに関しては、申請先の管轄警察署に確認するのがおすすめです。
- 通常のメルカリに届出が必要か?
- メルカリの届出に必要な書類は何か?
通常のメルカリを届け出なければならない場合、どのような書類を用意すればいいのかは必ず確認しておきましょう。
間違った書類を提出すると、追加の書類を求められて何度も警察署へ足を運ばなければなりません。
会社員の方は有休を使って申請にいかれると思うので、とくに気をつけましょう。
メルカリの届出に必要な書類はさまざま
通常のメルカリを届け出る際に必要な書類は警察署によってさまざまです。
参考として、当事務所がこれまでメルカリの届出に準備した書類についていくつか紹介します。
必要書類は主に以下のとおり。
- アカウント画面を印刷したもの
- 本人情報画面を印刷したもの
1.アカウント画面を印刷したもの
黒塗りでわかりづらいですが、メルカリのアイコンやアカウント名、商品が表示されているページです。
URLの届出が必要な場合、多くの警察署がこちらのアカウント画面の提出を求めてきます。
アカウント画面の印刷する際、URLが印刷用紙の上部もしくは下部に印字されるように印刷するのがポイントです。
URLが印字されていないと申請用紙に記入したURLと照合ができないため、必ず印字するよう注意しましょう。
印刷画面のオプションにある「ヘッダーとフッター」にチェックを入れるとURLが印字できます。
2.本人情報画面を印刷したもの
警察署によっては、アカウント画面の印刷だけでなく、本人情報画面の提出も求めてくる場合があります。
メルカリの場合だと、以下のページが本人情報画面に該当します。
本人情報画面は、以下の手順で表示できます。
- マイページ
- 個人情報設定
- 氏名・生年月日・現住所
通常のメルカリの届出が必要な場合、アカウント画面の印刷画面と本人情報画面を提出すれば多くのケースで受理してもらえます。
ただし、何度も言いますが、提出書類は警察署によって異なるため入念な事前確認が必要です。
メルカリの提出書類は警察本部に確認するのもおすすめです
メルカリの提出書類は各都道府県の警察本部に確認してみるのもおすすめです。
なぜなら、古物商許可申請の書類は管轄警察署で確認した後、警察本部で最終確認されるからです。
ほかにも、
- 管轄警察署でOKだったものが、警察本部ではNGになることがある
- 管轄警察署の担当者がメルカリの提出についてきちんと把握していないことがある
これらの理由で追加書類の提出を求められるケースがあります。
せっかく書類を提出したにもかかわらず、警察本部で引っかかってしまうと追加書類を用意して再度管轄警察署まで足を運ばなければならなくなり、余計な手間がかかることも珍しくありません。
1度の申請で終わらせたいのなら、管轄警察署だけでなく警察本部にも確認しておいたほうがいいでしょう。
メルカリShopsの届出に必要な書類
メルカリShopsの場合、URLの使用承諾書を発行していないため、ショップ開設時に送付される審査完了メールを代わりに提出します。
URLの届出に関する詳細⇒メルカリShops公式サイト
管轄警察署によっては、審査完了メールのほかに、メルカリShopsのトップ画面を印刷したものを求めてくる場合があるので、通常のメルカリ同様に必ず事前確認をしておきましょう。
まとめ
メルカリのURLの届出は、メルカリShopsの場合は必要ですが、通常のメルカリに関しては都道府県によって異なるため事前確認が必要です。
ネットの「インターネットオークション扱いで届出は不要」という情報は間違いではありませんが、自己判断で申請すると実は届出が必要だったということにもなりかねません。
何度も警察署へ足を運ばなくてもいいよう、事前確認はしっかりおこないましょう。
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