古物商許可申請に必要な書類のひとつに"身分証明書"があります。
古物商許可申請で必要な身分証明書とは、本籍地の市町村役場で発行してもらう書類のことをいいます。
間違って免許証や保険証、マイナンバーカードを提出してしまうと申請が受理されず、二度手間になるため注意が必要です。
本記事では、古物商許可申請における身分証明書について詳しく解説していきます。
この記事でわかること
- 身分証明書とは何か?
- 身分証明書の取得方法について
- 身分証明書の注意事項について
古物商許可の身分証明書とは?
身分証明書と聞くと免許証や保険証を想像されるかと思いますが、古物商許可申請に必要となる身分証明書は本籍地の市町村役場にて発行してもらう書類のことをいいます。
具体的には、
- 禁治産または準禁治産の宣告の通知を受けていない
- 後見の登記の通知を受けていない
- 破産の通知を受けていない
これらを証明するものなので、間違えないよう注意しましょう。
身分証明書の取得方法
身分証明書は、本籍地の市町村役場の窓口にて発行してもらえます。
郵送で申請手順は以下のとおりです。
- 申請書を役所のホームページからダウンロードして記入する
- 免許証や保険証など、本人確認書類のコピーを用意する
- 申請手数料分の郵便小為替を用意する
- 返信用封筒を用意する
- 1~4をまとめて切手を貼り付けしたら、役所の担当宛に郵送する。
※代理人に依頼する場合は、委任状が必要となります。
本籍地が分からない場合
古物商許可では本籍地の記載のある住民票を提出するため、先に住民票を取得すれば本籍地の確認ができます。
身分証明書は誰のものが必要?
古物商許可申請に必要な身分証明書は個人申請、法人申請によって異なり、それぞれ次のとおりです。
個人申請の場合
身分証明書は申請者と管理者のものが1通ずつ必要となります。
ただし、申請者が管理者を兼ねる場合には1通だけ用意すれば問題ありません。
法人申請の場合
法人申請の場合、法人の役員(監査役)全員分と管理者のものがそれぞれ必要となります。
例えば、代表者1名、役員2名、管理者に社員を選任した場合だと、計4通の身分証明書が必要となります。
身分証明書の注意事項
身分証明書を取得する際の注意事項として、郵送で取得する場合はなるべく早く申請するようにしましょう。
なぜなら、郵送の場合、手元に身分証明書が届くまで1週間前後かかるため、直前に準備すると古物商許可申請に影響が出るからです。
古物商許可申請をスムーズに進めるためにも、身分証明書を郵送で取得する場合はなるべく早い段階で済ませておくことをおすすめします。
まとめ
身分証明書は本籍地の市町村役場で取得する書類です。
免許証や保険証と間違ってしまうと古物商許可申請ができず、余計な手間と時間がかかるため注意しましょう。
おさらい
身分証明書は免許証や保険証ではありません。
本籍地が遠方の場合は郵送で取得することが可能です。
郵送の場合は時間がかかるので早めに手配しましょう。